第3回はデッキ内のカードの比率について語っていきます。
といっても、使用する統率者や戦法により大きく変わってしまうので、おおまかな指標程度に捉えていただければと思います。

また、比率・枚数についても個人的な見解となるため、もし異なった意見の方がいらっしゃいましたら是非紹介いただければ幸いです。


・土地
MTGの基本となるカードタイプ
EDHにおける採用枚数については以下のように考えています。

28~30程度:超高速・軽量ジェネラルのデッキ
≪トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero≫&≪織り手のティムナ/Tymna the Weaver≫など
超軽量のコンボ(ハルクフラッシュなど)や継続的なドローが見込める軽量統率者を採用しているデッキではかなり土地を切り詰める傾向にみられる。
特に上記の共闘統率者は序盤からドローが狙いやすいためドロー回数によるカバーも見込めるため土地は相当少なくなっていることが多く見受けられる。

30~36程度:ある程度中盤戦も見据えたデッキ
統率者のマナコストが4~6程度かつ、採用カードも上記のデッキに比べてやや重いものも採用できる。
最速キルを狙ってくるデッキに対して序盤の攻防で勝てれば全体のカードパワー的に優位に立てることもある、所謂ミッドレンジ型の構築ともいえる。

それ以上:土地利用を含む特殊なデッキ
≪ギトラグの怪物/The Gitrog Monster≫、≪迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking≫、≪アルゴスの庇護者、ティタニア/Titania, Protector of Argoth≫など
とにかく土地ありきのデッキ、追加の土地のプレイや上陸などにより別のアドバンテージへの変換が得意なデッキが目立つ。
高速コンボが可能や重量級カードによるビートダウンなど、統率者によりその後の展開はまちまち。

採用するべき土地としては、とにかくアンタップインするものを優先し、劇的に相性が良くない限りはタップインの土地は採用すべきではないと考えています。


その他マナソース
土地とあわせて大体50枚程度になるように投入するといいでしょう。
統率者の色次第ですが、マナクリーチャーや土地サーチ、アーティファクトによるマナ加速がこれに該当します。
目安としては最低2マナを使用して1マナの加速になること、3マナのアーティファクトは一部(≪連合の秘宝/Coalition Relic≫、≪彩色の灯籠/Chromatic Lantern≫など)を除き費用対効果が優れていないため、シナジーなどがないのであれば採用しない方が良いでしょう。
また、赤や黒であれば≪暗黒の儀式/Dark Ritual≫のような一時的なマナ加速も奇襲性が高く、採用を検討する価値は多いにあります。


継続的なドローソース
3-5枚程度
≪森の知恵/Sylvan Library≫や≪闇の腹心/Dark Confidant≫のようなカードが該当します。
最序盤の高速設置が望ましく、マナコストについてはとにかく軽ければ軽いほど良いです。
ミッドレンジ以降の中長期を見据えたデッキでも採用圏内ですが、ライフをリソースとするものについてはゲームが長引けば長引くほどライフの損失も馬鹿にできなくなるため注意が必要といえるでしょう。
ちなみに、≪リスティックの研究/Rhystic Study≫はドローソースとして考えない方がいいです。


妨害
5-15枚程度
高速コンボデッキに瞬殺されないためや、ミッドレンジの大きいアクションを止めるためにいくらかの採用が望ましいです。
主な妨害としてカウンター、バウンス、除去、墓地対策などが挙げられます。
ハンデスは継続的使用でないと効果が薄いうえ、墓地利用するコンボも少なくないため逆効果になることもままあるため、注意が必要です。
特にマナコストが軽いカード・インスタントタイミングで使用できるカードを優先して採用することで、自身の行動を妨げることなく妨害を構えられると望ましいです。


コンボパーツ
?枚
統率者により異なるため枚数については不確定とします。
可能であれば単体で仕事をするカードや複数のコンボで使えるカードなどを優先的に採用できると腐りにくくていいです。
特定のコンボにしか使えないカードは不要なタイミングで引いてしまったときに何にもならないので、極力採用は控えましょう。
もしくは、デッキの色によりサーチしやすいカードタイプが異なるため、それを優先することでスムーズなコンボ成立が狙えます。
ex)青や赤であればアーティファクト、緑はクリーチャー、土地など

以上がおおよそのデッキ内比率となります。
50枚程度のマナソースと、10枚程度の妨害、5枚程度の継続的アドバンテージを入れ、残りの35枚程度に好きなカードを入れればある程度は基本的なデッキとしての形になるのではないかと思われます。

また、これは自分がデッキを組む際のおおよその目安であり・環境やプレイヤー同士のレベル感によりある程度枚数が上下することもあります。
デッキが組めたらとにかく遊んで適切な枚数を見つけ出してください。

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